センター長のごあいさつ
健診センターの社会的役割は「受診された方の健康寿命を延ばすこと」です。
「がん」「心臓疾患」「脳血管疾患」の3大死亡原因は、長い無症状の時期を経て、急に症状が出現し、病院を受診した時は、手遅れになりやすい病気です。
無症状の時期に、定期的に医師の診察や検査を受けることで、発症の危険を予知でき、対処できる病気なのです。
まず「心臓疾患」「脳血管疾患」の危険を減らすためには、肥満に注意し、禁煙を心がけることが大切です。
健診で「高血圧疾患」「糖尿病疾患」「高脂血症」があれば、無症状でも薬剤治療を開始することで、「心臓病」「脳血管疾患」の発症の危険を減少させ、又、発症の時期を遅らせることができます。
自宅で時々血圧を測定する。そして年一回程度は血液検査を受け、血糖値や脂質値を測定することは重要です。
そして「がん」対策は、一般的ですが禁煙することで、「肺がん」「食道がん」「咽頭がん」「膀胱がん」の危険が減少します。
「胃がん」「大腸がん」「乳がん」「子宮がん」「肝臓がん」「前立腺がん」には早期発見に有効とされている検査方法があるので、無症状でも定期的な検査を受けることが大切です。
病気は「予防」「早期発見」「早期治療」が大切です。
「予防」と「早期発見」は、当健診センターが担う医療となります。
皆さまの健康寿命を延ばすこと、すなわち健康の保持増進と生活の質の向上・維持に貢献して参ります。
健診センター長 柴村 和久